二液レジンとUVレジンの違いについて
ここ数年、手軽に綺麗なアクセサリー作りが出来るとして人気の高い透明レジン。これから始めてみようという方も多いのでは?
現在、人気の高まりによって様々なレジン液が販売されていますが、アクセサリー用に使われているものは主に「二液レジン(クリスタルレジン)」と「UVレジン」という2つの種類です。この記事では、この両者の違いについて簡単にまとめておこうと思います。
二液レジン
いわゆる「エポキシ樹脂」というやつで、商品名の「クリスタルレジン」や「スーパーアイスレジン」としても知られている。
主剤と硬化剤、二つの液体を混ぜ合わせて使うため、二液レジンと呼ばれることも多い。
長所1:自由度の高さ
長所2:価格の安さ
UVレジンと比較すると、安価で入手可能な場合が多い。
短所1:計量が必要
主剤と硬化剤の配分を間違えると固まらなくなってしまうため、お菓子作りのように正確な計量が求められる。やや慣れが必要
であることに加え、計量に使うためのスケール(はかり)やカップ等、道具を用意する手間がかかる。
短所2:硬化時間
自然に固まっていくのを待つため、完全に硬化するまでに時間が掛かる。
UVレジン
「紫外線硬化樹脂」。その名の通り紫外線を浴びることで硬化する、1液タイプのレジン。混ぜる必要がないので、使う量のみを都度ボトルから出して使用する。
長所1:手軽さ
調合の必要がなく、天気が良ければ太陽光でも固めることが出来るため、初心者でも硬化不良を起こす心配がない。また、混ぜ合わせた傍から硬化が始まる2液タイプとは異なり、任意のタイミングで硬化させることが可能で、気が済むまでパーツの位置調整などを行うことが出来る。
長所2:時間の短さ
太陽光だけでも1~数時間で硬化する(季節、天候によって紫外線の量が異なるため、その時々で硬化時間は変動する)。専用のUVランプを使えば、数分で固めることが出来る。
短所1:値段が高め
2液レジンと比較すると、価格が高めで量は少なめ。最近は100均でも買えるようになったが、内容量が5g程度なので実質使い切り用。
短所2:不向きなものがある
不透明な型だと紫外線を通さないため、使うことが出来ない。作品自体に厚みがあったり、不向きな着色料を使用した場合にも硬化不良を起こす場合があるので、2液タイプに比べると表現の幅が狭まる。
まとめ
以上、「2液レジン」と「UVレジン」それぞれの長所と短所を2つずつ挙げてみました。初めてレジンに触れる方にはUVがおすすめされることも多いですが、両者の違いを理解した上で作りたいものに合わせて好きな方を選ぶのが良いと思います。
最近はUVレジンに使える透明のモールドも沢山売られているので、好きな型を探しながらレジン液を選ぶのも良いですね。
最後に。どちらのレジンを使うにしても取り扱いの際は換気を行い、素手でレジン液を触らないように気を付けて作業を行ってください。
アレルギーにはくれぐれもご注意を。