セカイシンフォニー2021の感想とか
初のセカイシンフォニー開催!
……からだいぶ日が経ってますが、夜公演参加してきた記録を書き残しておきます。
(セトリは一番下に置いておくので、そこだけ見たい方は目次から飛んでください)
え?もうセカイシンフォニー2022開催じゃないかって?そんなまさか……セカイシンフォニー2022開催おめでとうございます。
ちなみにこれ書いている人はプロセカ以前からのクリプトンボカロ(バーチャルシンガー)箱推しの人間です。
セカイシンフォニー2021に参加した感想
総評
セカイシンフォニーはオケコンではない(良くも悪くも)。
とはいえ、プロセカの音楽イベントとしてはとても良かったと思う。
各ユニット書下ろし曲のオーケストラ+バンドアレンジをフル尺で聴ける上、セカイシンフォニー用の新規収録セリフも用意されていたりと、プロセカが好きな人にはおすすめのイベント。
というかラストの『セカイ』だけでもチケ代の元を取った感がある。
開始時刻が1時間押したので帰宅時間が遅くなったけど、参加できて良かったです。
初音ミク関連イベントとして見た場合
開催前、特に旧来のボカロファンの間では、以前から行われてきた『初音ミクシンフォニー』のような雰囲気を想像していた人が多かったと思う。ボカロ曲のオケコンとなると他に比較対象が無かったし。
が、いざ始まってみると、セカイシンフォニーとミクシンフォニーは似て非なる物だった。
ミクシンフォニーもかなりカジュアル寄りとはいえ、オーケストラ主体のコンサートではあると思う。対してセカイシンフォニーはバンドやボーカル(キャラクター)の方が目立っているので、オケコンという感じではない。なのでミクシンフォニーの派生イベントとして見ていた人は、もしかしたら「コレジャナイ」感を抱いたかもしれない。
実際、セカイシンフォニーは何かの派生とかではなく、『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat. 初音ミク』というゲームのファンに向けて作られたイベントなのだ。(「feat. 初音ミク」がどの程度「フィーチャリング」しているかという話は、その元々の期待度も含めて個々人の受け取り方による部分が大きいと思うのであえて言及しない)
そのため、プロセカはやったことないけどミクさんが出るから行く、みたいなタイプのミク廃の方にはおすすめ出来ないイベントとなっている。
しかしながらプロセカの書下ろし楽曲は全て有名ボカロPの手によるオリジナル曲ということもあり、セカイシンフォニーで演奏されるのはどれも名曲ばかりなので、それほどプロセカに詳しくなくても曲が好きなら十分楽しめるとは思う。
プロセカユーザーとしての目線
コロナ禍にあって様々な制約がある中で、セカイシンフォニーというイベントが無事に開催されたことがまず喜ばしいし、関係者の方々には感謝をお伝えしたいですね。
初開催ということで参加するまで内容が見えず不安もあったけど、いざ参加してみると大迫力で充実したイベントだった。
全キャラにセリフ(+ゲーム内立ち絵)があったのも良かったし、MVにも手が加えられていて映像演出も良かった(モモジャンだけ3DMV曲が無かったのはちょっと可哀想な気もしたけど)。
バチャシン推しとしても、ミクさん以外のバチャシン歌唱は期待してなかったところ、MEIKO2曲、KAITO2曲ももらえる嬉しい誤算があったので、そういう意味でも楽しめた回だった。
今回初開催のイベントだったしチケット代もそこそこしたし、様子見してたファンの人たちも多いと思うけれど、オーケストラに関心を持ってもらう入り口としてはかなり有用なイベントだと思うので、チケット価格を下げるかU18席を作るなどして、10代の学生さん達とかも参加しやすくなると良いな。
流れとかその他ユニットごとの感想
開始前(注意事項)
まず、開始前の諸注意をキャラクター(司と寧々)が話すのはとても良いと思った。ちゃんと聴こうという気になる。
当日は司役の廣瀬 大介さんと寧々役のMachicoさんが現地にいらして声を当てていたのもあって、特にファンの人には嬉しいサプライズだったんじゃないかな。
セカイ
オープニングがプロセカの顔『セカイ』なのは予想通りとはいえ、ボーカル有でオーケストラにバンドまで持ってくるとは思わないじゃん……しかもゲームサイズじゃなくてフル!
ミクver.ではなくセカイver.での『セカイ』フルサイズはこの時が初披露だったと思うので、否が応にもテンション上がりました。
Leo/need
レオニ楽曲からは『ステラ』と『霽れを待つ』。
Leo/need自体がバンドユニットなので、レオニパートはセカイシンフォニー全体の中でも特にバンド色強めの編成になってたのが「らしく」ていいと思う。欲を言えば『needLe』も聴きたかったけど……次回に期待かな?
More More Jump!
モモジャンはオケとの相性が良い感じだった。
『アイノマテリアル』でめーちゃんの声が聴けたのと、それまで結構控えめだな…?と思っていた指揮の栗田さんが『モア!ジャンプ!モア!』でJump!Jump!してたのが最高でした。
Vivid BAD SQUAD
ビビバスからは『Ready Steady』と『RAD DOGS』。オケとバンド、双方の良さがバチバチに生きてましたね。音に迫力と色気がありすぎてドキドキした。ラスボスかよ。
そして一番オーケストラに思う所がありそうな冬弥が純粋に音楽を楽しめてたのと、それを聞いた彰人が「それだけの余裕が出来たんだな」って言ってたのがエモい。
ワーワーワールド
『セカイ』と同じく、こちらもセカイ版のフルサイズは初めて。2DMV可愛かったですね。小豆沢world!
ワンダーランズ×ショウタイム
ショーユニットの曲がオケと合わないワケないんだよな。シンフォニー版の『セカ始』はとても明るい感じで、その後に続くスペシャルメドレーはとにかく楽しく!今回のセカイシンフォニーの目玉といえるようなパートでしたね。
ダヨーさんとネネロボをキャストさんと一緒に出すようにしたのは前月のミクシンフォニーの前例を踏まえてなのか、危なくないので良かったと思う。Machikoさんが終始ネネロボを気遣ってたのも可愛かった。
25時、ナイトコードで。
寸劇ではまふゆが素の方だったのが意外といえば意外だった。
『ジャックポットサッドガール』はとても格好良く、讃美を見せつけられた感がすごい。『アイディスマイル』の鉄琴(?)の音は可愛さと壊れやすさ、その両方を感じられて良かったです。
セカイ(インストver.)
ボーカル無しのシンフォニーアレンジ。これが本当に素晴らしかった。これの為だけにイベント来ても良いくらい。
各楽器にスポットライトが当たって見せ場があるのも良い演出でした。色んな音と想いが重なりあって出来ている、これがまさに『セカイ』なんだと。
Youtubeに公式動画が上がってるから、まだ聴いたことのない人はぜひ一度聴いてみて欲しい↓
【セカイシンフォニー】 セカイ(instrumental)【Live Blu-ray&CD】 - YouTube
実に良いエンディングでした。
アンコール
例のごとくミクさんの手によって各ユニットリーダーが集められたので『群青讃歌』に行くのかと思ったら、まさかの『シネマ』からの『トンデモワンダーズ』。
KAITO歌うのかよ!いや嬉しいけど。バーチャルシンガーはミクさん以外望み薄だと思ってたのでびっくりしたけど、KAITOもMEIKOも声聴けて嬉しかったよ。
それとミクシンフォニー参加者としては今回は『トンデモワンダーズ』を集中して聴けたのが良かったですね。あの時のダヨーさん落下ハプニングを目の当たりにした人は、恐らく皆同じ気持ちを抱いたと思う。
『群青讃歌』はまさに約束された大団円という感じ。この曲のセカイ版フルもこの時が初出しだったんじゃないかな? OPがサービス開始時からのテーマソングである『セカイ』で始まり、1周年アニバーサリーで実装された『群青讃歌』がラストを飾るという、文句のつけようがない構成でした。
最後に
公演終了後、とても充実した気持ちで会場を後にすることが出来た「セカイシンフォニー」は良いイベントだったと思う。参加できて良かった。
初めての開催で手探りな部分もあっただろうし、コロナの影響も小さくない中で、この公演を開催・成功させてくれた関係者の方々には感謝しかないです。願わくは、この成功が第2回、第3回と続いていきますように。
セットリスト
セカイ
ステラ
霽れを待つ
アイノマテリアル
モア!ジャンプ!モア!
Ready Steady
RAD DOGS
ワーワーワールド
~第2部~
セカイはまだ始まってすらいない
Glory Steady Go! ~スイートマジック~ ミラクルペイント
ジャックポッドサッドガール
アイディスマイル
セカイ(インストver.)
~アンコール~
シネマ
トンデモワンダーズ
群青賛歌