初音ミクシンフォニー(2018-2019)東京公演レポ
初音ミクシンフォニーの東京公演に行って来ました。
ミクシンフォニーは去年に引き続き2回目の参加です。今年はセトリなどの前情報が殆ど無かったので、不安半分・期待半分な感じで会場に向かいました。
以下、東京公演のネタバレ含んだ感想になります。
大阪公演終了までネタバレ見たくない方はブラウザバック推奨です。
初音ミクシンフォニーとは
ボーカロイド楽曲がフルオーケストラ演奏で楽しめるコンサートです。
本公演はフルオーケストラ編成による初音ミク楽曲を中心としたインストゥルメンタル演奏となります。
初音ミクなどが歌う楽曲は一部となる予定です。(公式サイトより)
パシフィコ横浜国立大ホールを背に一枚。
基本情報
東京公演
日時:2018年11月24日(土)17時開場、18時開演(物販は12時~16時半)
会場:パシフィコ横浜
指揮:栗田博文
大阪公演
日時:2019年1月25日(金)18時開場、19時開演(物販は?~17時半)
会場:オリックス劇場
指揮:栗田博文
公式サイト
物販
東京公演の物販開始は昼の12時からでした。
10時に並び始めて、グッズとCDの購入を無事に終わらせられたのが13時半頃。
物販最後尾に着くとすぐにオーダーシート貰えました。この列は入場待機列で、入場後にグッズ販売とCD・Blu-ray販売、チャリティーブースの3つに分かれるとのアナウンス。
列形成場所が海沿いで、常に冷たい潮風が吹いているため寒かったです。
今回はどのグッズも数が潤沢に用意されていたようで、午後は比較的スムーズに買えたという情報もあったので、もし次回も同じ条件下での開催なら午後に物販行った方がいいかも知れないと思いました(ショッピングバッグを狙わない場合)。
まぁイベント毎にグッズ数が確保されてる保証がないのが痛いところなんですが……。
会場の様子など
去年も今年もA席(3階)だったのですが、しっかり段差のあるホール会場なので舞台上の様子はよく見えました。前の人の座高によっては舞台前の通路(今回はあの方*1が登場する時に通っていた)は殆ど見えませんが……。音は問題なく聴こえます。
コンサートの途中で何度かミク、ルカ、テトのMC部分があるのですが、舞台上には先日のかわさきジャズの時に使っていたような縦長のディスプレイが運び込まれ、そこにミクさんたちが登場していました。流石にA席からだと距離があるので、基本は舞台中央の大スクリーンに映し出された映像を見ることになります。
角度の問題だと思うのですが、曲中スクリーン上部のカラーライトの光が目に刺さる感じだったので、照明の色替え演出は別の部分だけにして貰えるとありがたいですね。でもスクリーンの映像は3階から見えにくい場所も拾ってくれるし、普段なかなか見ることのない演奏中の奏者・指揮者の様子もアップになるので、A席でも十分に楽しめました。クラシックコンサートの生中継が、テレビじゃなくて目の前のスクリーンに映ってる感じですね。
実際には音も舞台上から聴こえてくるわけだし、もっと臨場感あるけど。
コンサートの感想
事前に告知の合った巡音ルカ、重音テトの10周年に加え、コンサート後半では雪ミク10周年メドレーも披露され、10周年ラッシュ!という感じのセットリストでした。
その他、一昨年~去年の流れに比べると新規曲多めの構成になっていて、曲選的には割と攻めた印象を受けました。
個人的に意外だったのは、2年連続でシンフォニーテーマ曲を担っていた『未来序曲』がセトリに入っていなかったこと。
とはいえ、開幕の『39』には見事に涙腺をやられました。今年はミク関連イベントで『39』をよく聴いている気がしますが、フルオーケストラによる演奏はまた格別ですね。素晴らしかったです。
10周年メドレーに関しては、ルカメドレーもテトメドレーも手堅いところを抑えた感じの選曲だったと思います。まさに「10周年をお祝いするなら、この曲はやってくれないと!」と思っていた曲をまとめてメドレーで聴くことが出来たので満足。
東京公演に参加しなかったルカ廃、テト廃はぜひ大阪公演へ行くべし(ちなみに両者の方々は公式物販のパンフレットも買うと幸せになれます……美麗な記念イラスト盛り沢山だぜ……!)
20分休憩を挟んで第2部。
「名曲小編成コーナー」という名の他社製ボカロとのタッグ曲メドレーから開始です。GUMIはともかく、ウナちゃんまで出てくるとは思わなんだ(いずれの曲もボーカルはなし)。
続く曲は『メルティランドナイトメア』。元動画好きなので大きなスクリーンで見られて良かったです。
そして今年はダヨーさん出てこないんだなー……と一抹の寂しさを感じていたら、全然そんなことは無かった。
堂々とした風格で現れた雪ミクダヨーさんは、客席に自らの存在をアピールファンサービスしながら舞台前の通路を横切り、そのままステージの上へ。そして始まる雪ミク10周年メドレー。曲に集中したいのに雪ダヨーさんに視線が奪われちゃって辛い。雪ダヨーさんはメドレーを終えるとハープやピアノ奏者の方をねぎらいつつ、やりきった感じで舞台袖にはけていったのでした……。
完全に雪ダヨーさんステージと化したその場で、次に演奏が始まったのは『星のカケラ』。正直に言うと、この曲の立ち位置を考えた時にミクさんに歌ってほしかった感はちょっとあるのですが、コーラス隊の少女たちを応援したい気持ちもあり……。
かわさきジャズを聴いた時に人の声とボカロの声が合わさった時のハーモニーの美しさを感じたので、次があるなら一緒に歌うバージョンも聴いてみたいですね。
ラストはMitchie Mさんの新曲『ガールズフレンドシップ』。Mitchieさんは『未来序曲』だと思っていたので驚きました。ネギトロ担のみなさんおめでとう。
そして鳴りやまない拍手、アンコールへ。
批判を覚悟の上で正直に書くと、他社ボカロ出すなら(出すなとは言っていない)年長組も出して欲しかったなぁ…と思っていたのですが、その思いはアンコールで晴らされました。
直前のミクさんのMC、「アンコールありがとう」からの「私たちの兄さん姉さんがまだ出てきてないよね?」という振りを聞いた時のテンションの上がりっぷりですよ。ふおおお!ってなってるところに、メチャクチャ壮大になって帰ってきたうろたんだーの演奏が始まって、自分の中でのボルテージは最高潮に。
ここまで焦らしておいていい所掻っ攫っていく兄さんは本当に卑怯だ……!
そしてそこからの…
まさかの『ray』!
この曲は通勤用プレイリストに入れてる大好きな曲なんですが、イベントで聴ける機会が来ると思っていなかったので(マジミラ2016は参加してないのです)、本当に嬉しかったです。
そしてラストはオールキャスト曲の『たいせつなこと』。公開後にyoutubeで聴いて、ふわりPらしい良い曲だなーと思っていたんですが、オーケストラ演奏によって別次元の曲に昇華されてました。いいフィナーレだった。
最後に拍手喝采の中、指揮者の栗田さんが一度舞台袖にはけてから、雪ミクダヨーさんと一緒に戻って来て握手交わしてるのも微笑ましくて良かったです。
公演内容まとめ
- ルカ、テト、雪ミク10周年
- 雪ダヨーさん
- みんな仲良し可愛い
- 兄さんは卑怯
セットリスト
第1部
39
巡音ルカ10周年メドレー(Just Be Friends〜ダブルラリアット〜ルカルカ★ナイトフィーバー)
メモリ(巡音ルカ10周年アニバーサリー曲)
鏡音リン、鏡音レンコーナー(四季折の羽〜fire@flower〜ロキ)
重音テト10周年メドレー(耳のあるロボットの唄〜吉原ラメント〜おちゃめ機能)
第2部
名曲小編成コーナー(ハッピーシンセサイザ〜いーあるふぁんくらぶ〜ちがう!!!)
メルティランドナイトメア
SNOW MIKU 10周年メドレー(好き雪本気マジック〜Snow Fairy Story〜スターナイトスノウ)
星のカケラ
ガールズフレンドシップ(巡音ルカ10周年記念曲 with 初音ミク)
Encore
卑怯戦隊うろたんだー
ray
たいせつなこと
(曲ごとに感想書きたかったんですが、あまりにも長くなるので自重しました。
時間があるときにしれっと追加するかもしれません)
指揮者・栗田さんファンによる感想レポ(追記)
望月 魁人さんによるブログ『推し三昧』で当記事を紹介していただきました。
栗田さんに対する熱い想いの詰まった感想レポが読めるので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
*1:雪ダヨーさん