日枝神社の神猿御朱印帳が可愛い
赤坂の日枝神社に行ってきました。読み方は「ひえじんじゃ」。
周りを高いビルに囲まれた立地にありながら、とても立派な神社です。
大きな神社なのでお正月は混みそう、ということで大晦日の参拝となりましたが、境内は参拝客で賑わっていました。
鳥居と参道
大きな鳥居。独特な形のこの鳥居は、山王鳥居というタイプだそうです。
山王鳥居の特徴は明神鳥居の上部に三角形の破風(屋根)が乗った形をしていて、仏教の胎臓界・金剛界と神道の合一を表しているとされます。山王信仰の象徴であるため、山王鳥居と呼ばれています。 山王信仰とは、最澄が比叡山に天台宗を開いた折、唐の天台山の守護神「山王元弼真君(さんのうげんひつしんくん)」にちなみ、既に比叡山の守護神としてご鎮座されていた日吉大神を「山王権現」と称する、神仏習合の信仰です。 独特の鳥居である事から、分霊社の中にはこの鳥居を模して建立する例も少なくありません。(山王総本社 日吉大社HPより引用)
日枝神社の社殿は高台にあるので石段を登る必要がありますが、なんとその脇にはエスカレーターも完備されています。(※別の参道にはありません。エスカレーターのある参道は地下鉄「赤坂駅」or「溜池山王駅」からが近いです)
今まで参道にエスカレーターがある神社を見たことが無いので新鮮でした。
3基のエスカレーターを使って一番上まで登ることが出来ます。
「謹賀新年」の看板も出ていました。
別の参道を上から撮ってみた図。
手水舎
年末年始で人が多く、飾りや屋台などもあって場所が少し分かりづらかったですが、境内に3ヶ所の手水舎を見つけました。
まずは門前の手水舎です。センサー式。
こちらは神門をくぐって左前方の手水舎。
境内社の近くにもありました。
神門から拝殿へ
目を引く豪奢な神門です。この門をくぐった先に拝殿があります。
神門の裏側上部には「皇城之鎮」の文字。
皇城の鎮護、つまり「皇居を護っている」という意味です。
大祓の時期だったので、「茅の輪」が出ていました。くぐることで罪・穢れを祓い清めます。
大きな拝殿です。並んで参拝します。
神楽殿。
拝殿に向かって右手、神楽殿の前の道から門を抜けると境内社に繋がっていました。
中に入ると、八坂神社と猿田彦神社が右側、山王稲荷神社が左側に分かれています。
神猿
日枝神社における神さまのお使い・神猿(まさる)。
その名から「魔(ま)が去(さ)る」、「勝(まさ)る」として大切にされています。
拝殿前にも神猿さん一家が鎮座しているのですが、撫でるとご利益があるとか。拝殿に向かって右手にいるのがお父さん猿です。
対して左手にいるのがお母さん。子供を大切に抱っこしています。
神門の裏側にも神猿さんがいました。
基本情報
- 御祭神:大山咋神(おおやまくいのかみ)。相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)
- 例祭日:6月中旬(山王祭)
- 所在地:東京都千代田永田町2-10-5
- 備 考:東京十社のうちの一社
公式サイト
御朱印・その他授与品
御朱印帖とそれを入れるためのケースもいただいてきました。御朱印帖は他にも色々な種類があります。
初穂料は御朱印帖が1000円、御朱印帖入れが800円。御朱印帖の初穂料1000円の中には御朱印代も含まれています。
珍しいプラスチック製の御朱印帖入れには、お守り袋も付いてきました。御朱印帖、ケース、お守り袋全てお揃いの絵柄で可愛いです。このタイプの御朱印帖入れはこの絵柄のみとなっていますが、他にも巾着タイプのものが頒布されています(こちらは2000円)。
ご朱印の拝受は神門の入口から左手、門壁の裏側で。
お守りや絵馬等、ご朱印以外の授与品は別の場所での取り扱いなので注意してください。いずれも神門内なので、迷うことはないと思います。
絵馬の数がすんごい。
アクセス
千代田線「赤坂駅」出口2より徒歩3分
南北線・銀座線「溜池山王駅」出口7より徒歩3分
千代田線「国会議事堂前駅」出口5より徒歩5分
銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」出口11より徒歩8分
※エスカレーターのある参道は「赤坂駅」または「溜池山王駅」が最寄りです。