亀戸天神社の鷽替神事
毎年1月24日、25日に行われる亀戸天神の鷽替え神事に行ってきました。
なかなかの混雑っぷりでしたが、無事に木鷽も入手でき、普段は見られない光景が見られたので良かったです。
この盛況っぷり!
朝10時半頃到着したのですが、境内をぐるっと一回りする形で列が形成されていて、木鷽を入手出来たのは約2時間後くらいでした。参拝列はまた別なので、木鷽をゲットしたい!という場合は最初に鷽替えの列に並んで木鷽を優先した方がいいかも。
今回は鷽入手後に参拝→御朱印という流れで動きましたが、御朱印の拝受にそこまで時間がかからなかったので(20分弱)、この流れで問題ないと思います。ただ翌25日の夕方には金鷽の抽選があるので、人の流れ方が24日とは違う可能性もあります。
前回(通常時)の亀戸天神参拝記録はこちら▼
鷽替(うそかえ)神事とは
鷽(うそ)という鳥をかたどった縁起物=木鷽を「とり(鳥)替える」ことで、凶事を「嘘」に「取り替える」という鷽替神事。全国の天神さんで行われているお祭りです(※天神信仰系の神社でも行っていない所はある)。
亀戸天神でいただいてきた紙に鷽替神事の由来や当日の流れが書いてあったので、引用します。
鷽替神事は文政三年(一八二〇)、九州の太宰府天満宮にならって始められ、以来毎年正月二十四日、二十五日に執り行われています。
江戸時代の頃には人々が「替えましょう、替えましょう」の掛け声と共に互いの鷽を交換する習わしがありましたが現在では前年の鷽を神社に納め、新しい鷽と取り替えるようになりました。
鷽替の由来
鷽は実在する小型の鳥で、山間部に生息しています。凶事を「嘘」にして吉事に取り(鳥)替える、又は人々が知らず知らずのうちについた「嘘」を誠に取り替えると伝えられています。鷽を取り替えることによって一年の吉運を招き、開運・出世・幸福を得ることができると信仰されてきました。
その他、太宰府天満宮のお祭りの際に害虫を駆除したとか、「鷽」という字が「學」(※「学」の旧字体)に似ているので天神さま(=学問の神様)とのつながりが深いとされているそうです。
亀戸天神の木鷽
木鷽は全部で10サイズ+懐中用
木鷽のサイズは全10種(+懐中用)。大きめの木鷽だと午前中で既に売り切れていたものもあったので、希望のサイズがある場合は早めに行った方がいいようです。二日目の25日の場合は言わずもがな。
木鷽(一号)
どうです?この愛らしいおめめ。
今回我が家に来て貰ったのは一番小さいサイズ(懐中用除く)の木鷽さんです。初穂料は600円でした。
ねんどろミクさん(タンチョウ巫女ver.)と並べるとこんな感じ(分かりにくいサイズ比)。
鶴と鷽なので縁起がいい……はず。
授与所
木鷽授与のための特設のテントが設けられています。
頒布待ちの鷽さんたち。いっぱい並んでいて可愛い。
全ての木鷽が飛び立つと神事が終了になるそうです。
こちらは過去に授与された鷽さんたち。
新しい鷽に取り替える鷽替え神事なので、去年の鷽を持ち込んで神社に納める場所が用意されています。
限定御朱印(鷽替)
通常の御朱印に加えて、左下に「鷽替神事」の印が押されています。
他にもいる!境内の鷽さんたち
拝殿
拝殿も鷽替え仕様に。写真だと分かり辛いですが、両脇に大きな鷽さんがいらっしゃいます。
絵馬
絵馬も鷽さん。真正面から見つめてくる目力がすごい。
絵馬の初穂料は500円です。
基本情報
場所:亀戸天神社
日時:毎年1月24日(8:30~)、1月25日
住所:東京都江東区亀戸3丁目6番1号
アクセス
電車の場合
各およそ15分
バスの場合
都バス「亀戸天神前」下車すぐ